温泉の朝風呂から外に出たら、ちょうど日の出時間♪
ホテルの玄関でパシャリ。
先日、【五感】をしっかり感じよう~と宣言したから、今日は温泉でご自愛の時間を。
2021年1月25日 午前4:50.
漆黒の闇の中、車にて出発。
町の中は、静まり返っている。
信号で止まると、新聞配達の車がこまめに停車しながら玄関に新聞を配達している様子だけが動いている。
ヘッドライトをつけなければ道路の端もわかないほどの闇。
草むらからエゾシカが飛び出てこないかと、少し緊張しながら車を走らせる。
片道36㎞。
朝5時から8時まで「朝風呂」営業をしている新冠温泉レ・コードの湯ホテルヒルズへと、車をひた走らせる。
ホテルには5:30頃到着。
女風呂には、先客ひとり。
さすが冬の早朝。
しかも今日は月曜だから、静かに違いないと踏んだだけある。
早朝の寒さに冷え切った髪と体を洗い、いよいよ温泉に。
なめらかでとろけるようなお湯。
身を浸すと、えもいわれぬ解放感に満たされる。
冷えていたからだが、どんどん温まり、血流が良くなっていく感覚をたのしむ。
広々と浸かれる温泉ならではと、足や手をグーンと伸ばし身体が伸びる心地よさを堪能。
頭を湯船のへりに預けて体を浮かす。
眼を瞑り、母の胎内で感じていたであろうぷかぷかとした浮遊感。
これを感じるのが温泉の愉しみの一つである。
しっかり温まった後、露天風呂へ。
外は零下7度の朝。
これくらいの寒さは火照った体にはちょうど良い。
到着したときは漆黒の闇だった空の色。
露天風呂に行ったときには、「かぎろい」を過ぎ「東雲」といったところか。
露天風呂では、天城流湯治法メソッドを基本に、身体をほぐしていく。
まず片側、呼吸の躰起点を刺激し、呼吸が深まったことをしっかり感じ、それから反対側も同じように整える。
肩の動きが良くなるよう大胸筋をほぐし、手をほぐして腕の滞りを緩める。
ひとつひとつ、ビフォーアフターの変化を感じ取ることで、
がんばって動いてくれている身体に感謝の気持ちが湧き上がる。
こんな簡単なことで身体が本来の動きを取り戻せる「天城流湯治法」の知恵にも感謝の気持ちでいっぱいになる。
可動域が広がり、身体が自由になる解放感。
私は本来、こんなに自在に身体を動かせるんだなぁと思いつつ
ときおり身体をしっかり沈めて、とろみのある湯の中で身体を撫でてみる。
ひんやりした朝の空気で濡れ髪はものすごく冷たいけど、身体はピンク色。
朝の空気を胸いっぱいに吸い込み、露天風呂の周りの雪のにおいを感じる。
雪には本当はにおいはないけれど、なぜか「冬の匂い」と感じる空気感ってあるのよねぇ。
照明で照らされた水の揺れが、お湯に沈む白い身体をスクリーンにゆらゆらと輝く。
湯船にチロチロと流れ込んでくる温泉の響く音だけが聞こえる。
満足。満足。
そろそろ上がろうかなぁ~と空を見上げると、「朝ぼらけ」タイム。
人の顔が判別できるかどうかくらいの明るさで、木の枝のシルエットがはっきりと空に映えている。
湯上り。
化粧水を手に取り、肌に乗せる。
ゆっくりと肌に手を置くようにして顔に化粧水を広げていく。
レイキとともにしみこむ化粧水はしっかりと肌になじみ、吸い付くような感触に変化していく。
細胞にレイキの光がしみこんで、ひとつひとつ輝いていくイメージ。
ゆっくりと顔のお手入れするこの時間も至福。
身支度を整えて、外に出ると、ちょうどこの日の夜明けの時間の6:50.
闇から光へ。
夜行性の時間から昼行性の時間へ切り替わる「かぎろい」「東雲」「あさぼらけ」。
そして日の出の時間。
神秘的なこの時間帯を温泉での朝風呂で楽しめたこと、本当に感謝だ。
「味覚」はなかったけど、「視覚」「聴覚」「嗅覚」「触覚」とゆったりと向き合えて、
感覚のチューニング。
調整できたかなぁ(*^-^*)
車に乗り込み、駐車場を出るときに、遠くの日高山脈がピンク色で美しかったです~!