今年2月。
天城流仲間のYさんが天に還った。
1月に札幌駅の前で、「また来月ね~!」って手を振って、元気な笑顔で別れたのが最後。
あの笑顔にもう会えないんだ。
悲しさや悔しさや切なさ。空虚感。
ショックが大きすぎて、混乱したのか。
現実感がなくて、なんだかぼんやりして、涙を流して泣く、ということができなかった。
初七日にご自宅にお参りさせてもらうのに、片道2時間半の海沿いのドライブ。
その時に半崎美子さんの「さくら」を聴いて、初めて涙が流れた。
そして堰を切ったように、涙と悲鳴、嗚咽がもれる
涙が流れて、初めて彼女との永遠のお別れを受け入れられた。
その時から、半崎美子さんの歌は、いつも私のそばにある。
生命や、地球の恵み、縁ある人とのこの世での永遠の別れ。
彼女の歌う繊細な歌詞に、励まされる時間。
思い出に浸り止まっているようでいて、実は前に進んでいく力も同時に与えられる歌。
また、ダイナミックな地球の恵みを感じ取り、世界を描写する歌詞の奥深さも、じわじわと感動が拡がる。
今のお気に入りは、「明日を拓こう」
北海道の豊かさと厳しさの風景が、ドラマティックに見えてくる。
聴くごとに、口ずさむごとに、
自分も「今を耐え、前に進めるその時のために準備しよう。」
そう誓いなおすような気持ちになります。
半崎美子さん「明日を拓こう」 youtube